【講話・体験】ものづくりマイスター 職人体験をしました!

畳職人に教わる『ミニ畳づくり体験』
8月19日(火)に奈良市ボランティアインフォメーションセンターにて、織田畳店の四代目 織田理さんをお迎えして「やってみよう!ものづくりマイスター 手仕事体験『ミニ畳づくり体験』」を開催しました。
こちらのイベントは、奈良県職業能力開発協会と共催し、毎年ものづくりマイスターの方にお越しいただいております。
まずはチェックインとして、参加者一人ひとりが今の気持ちや参加のきっかけについて話しました。
畳やものづくりに興味がある方、ミニ畳を作ってプレゼントしたいという方など、さまざまな思いが語られました。
ミニ畳づくりの前には、畳の歴史や原材料のい草の利点など、畳についてレクチャーを受けます。
畳は奈良時代から使われるようになり、畳と奈良県はゆかりが深いということや、
畳の部屋で勉強をすると集中力が高まる効果があることなどを学びました。
レクチャーの後は、いよいよお待ちかねのミニ畳づくり!
織田さんにご用意いただいた様々な柄の畳縁から好きなものを2つ選び、オリジナルのミニ畳を作っていきます。
「今は聞いて下さい」と講師から指示があり、手順ごとに説明を受けてから、作業を進めました。
正確に測った箇所へ畳縁を置き、厚紙で固定してから、タッカーを使って畳縁を土台に取り付けて行きます。使い慣れていない道具に初めは苦戦していましたが、徐々に慣れてきて手早く作業を進めていくことができました。
こうして片方の畳縁が完成したら、もう片方は習ったことを思い出しながら自分の力で仕上げます。
手順を思い出しながら少しずつ作業を進めていき、不安なところはマイスターにも質問をして、見事にミニ畳が完成しました。
ミニ畳ができあがった後は、織田畳店の現在の取組のお話をしていただきました。
住宅の西洋化の影響で徐々に畳の需要が減っていることを受け、販路を見出すため試行錯誤する中で財布職人と出会って、畳で財布やカードケースを作るようになったお話や、
日本で災害が発生したときに被災地に畳を提供する1日5000枚プロジェクトに参画することになったお話など、
身近なようで実はよく知らなかった畳にまつわるお話に、参加者の皆さんも真剣に耳を傾けていました。
織田さんから「どんな職業でも枠にとらわれずに展開すると、関わることがなかった人たちとも交流ができて、いろんな可能性が広がっていった。これからも田原本から全国、そして世界へ畳が広まっていくように、今も歩んでいます」というコメントがあり、枠にとらわれないチャレンジ精神を教えていただきました。
そして最後の質疑応答では、畳作りの工程に関することやフローリングの上にも畳は敷けるのかといった製品に関することなど、様々な質問が飛び交い、畳や畳作りに関する知見を深められる機会となりました。
参加した皆さんからは
「普段何気なく使っている畳の良さに触れられて良かったです」
「丁寧に教えていただき、とてもわかりやすかったです。色々なメディアに取り上げられた後でも挑戦する姿が素敵だなと思いました」
「畳について、ものづくり体験を経て楽しく学べたので良かったです」
等の感想を頂きました。
ものづくりを体験しながら、逆境の中で工夫や挑戦をする姿勢も学べた機会だったのではないかと思います。
本日の気づきを今後の就活にぜひ生かしていきましょう。
織田さん、奈良県職業能力開発協会さん、そして参加していただいた皆さん、ありがとうございました。
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