【ボランティア・講話】LIFE PICNIC ~「生きる」をめぐる、ぐるぐる時間~ vol.10 テーマ「ききあう、わきあう」へ 参加しました!

BONCHIで「はたらく」をめぐるPICNICを。
2025年9月19日(金)もちいどのセンター街にある創業支援施設BONCHIで開催された、 LIFE PICNIC ~「生きる」をめぐる、ぐるぐる時間~ vol.10 テーマ「ききあう、わきあう」 へ、ボランティアとして参加しました。
このイベントは、ゲストトークや参加者同士の対話を通じて、多様な価値観に触れ、「自分はどう生きたいのか?」を見つめ直す連続企画です。
今回はLIFE PICNIC10回目の節目であり、これまでの10回を振り返る時間が設けられたり、1階に新たに「まちごこち文庫」が始まったことも紹介されました。
ゲストは哲学者の永井玲衣さん、ナビゲーターは前回に引き続き、しまだあやさん。
前回まではBONCHIの1階で開催していましたが、今回は4階での開催となり、いつもとは違う空間に多くの参加者が集まりました。
ボランティアでは、会場設営・受付・案内・撤去などを担当しました。
集合時間になり、運営スタッフと顔合わせ・自己紹介を行い、担当作業を確認してから清掃や会場設営に取りかかります。
初めての4階開催ということもあり、客席の配置やピクニック感をどう出すかを考えたり、お客様からのステージの見やすさなどに配慮しながら準備を進めました。
18:30の開場後は、来場された方々にパン工房okageさんの特製サンドイッチをお渡しし、無料・有料のドリンクをご案内。
笑顔で迎えることを心がけてお客様をお迎えしました。
19:00になり、いよいよ開演です。
まずは永井さん自身の活動紹介から始まり、全国の様々な場所で行ってきた哲学対話や、合作俳句のお話をされました。
「ききあう」というテーマについては、
・きくことは待つことであり、信じることでもある
・悩みは、問いに変えることで対等に考え合える
・議論はカードゲームのように戦略的だが、対話は“手ぶら”で臨むもの
といった印象的な言葉が語られました。
今はきいてもらえていない人が多い世の中、声を上げても受け止めてもらえなかったり、表現が軽く流されてしまうことも少なくありません。
だからこそ「ききあう」ことが大切であり、ただ相手の言葉にじっと耳を澄まし、その人の存在を認めることが求められているのだと感じました。
以前の哲学対話では「庭の草を抜いても抜いても生えてくる」という話から、「なぜ雑草を抜いてしまうのか?」という問いが生まれ、さらに「なぜ人は異物を排除したいと思うのか?」へと広がったという、予期せぬ対話の展開なども紹介されました。
「世界の適切な保存」「さみしくてごめん」などの著書を持つ永井さんから、「鬱という状況、避難所という場所であっても読めるものを書きたい」というメッセージが語られ、静かに耳を傾ける参加者の姿が印象的でした。
後半は参加者同士でのワークです。
2人1組になり、「雨にまつわるエピソード」をテーマに、聞き手は一言も発してはいけないというルールのもとで7分間じっくり話をききました。
その後、聞き手は「きいてしまったあなた」として10分をかけて短歌や詩、エッセイなどの自由な表現にまとめ、相手の前で読み上げます。
言葉を返す緊張感や、思わぬ表現に出会う驚きもあり、会場は静かでありながらも「ききあう」空気に包まれていました。
終演後はアンケートやゴミの回収を行い、机やクッションを元の位置に戻すなど、確認しながら協力して撤去作業を進めました。
ボランティアに参加した方からは、
「最初は緊張したが、後半は慣れてきたので良かった」
「以前にも参加したことがあり、今回はできた部分が多かったと思う」
といった感想が寄せられました。
参加された皆さん、お疲れさまでした!
効率よく準備を進める段取り力、受付や来場者対応で分かりやすく伝える力、そして声を掛け合いながら協力するチームワークなど、今回の活動を通じて培った力をぜひ今後のお仕事や活動にも活かしていきましょう。
そしてBONCHIの皆さま、ご来場いただいた皆さま、貴重な機会をありがとうございました!
次回のLIFE PICNICは 11月28日(金) に開催予定です。
受付は10月半ばから始まるそうですので、ご興味のある方はBONCHIホームページをご覧ください。
みんなのチカラを借りながら、しあわせな働き方を一緒にみつけていきませんか?
ボランティアに参加すると、色んな人達と関わるだけではなく、自身の「できること」や「興味のあること」に気づくきっかけにもなります。
このように奈良若者サポートステーションは、面談やボランティア、職場見学・体験、各種セミナーなど、多彩なコンテンツで、あなたの「働く」を応援。
キャリアカウンセラーはもちろん、企業、地域の方々、社会人の先輩など、さまざまな知識や技術、人生経験をもつ奈良県にゆかりのある方々がサポートいたします。
「働きたいけど、どうしたらいいかわからない」
「仕事に就いていない無職期間・ブランクがあって自信がない」
「なかなか仕事が長続きしない」
「働いた経験が一度もない」
働くことにおいて悩みをもつ若者のみなさん、奈良県の人々のチカラを借りながら、しあわせな働き方を一緒にみつけていきませんか?
若者の就職支援を行う「サポートステーション」はハローワーク連携機関。利用は無料です。
ぜひお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
▼働く一歩に、パワーを。~あなたの「働く」をダンディ坂野さんが応援します!