【ボランティア・講話】グリーンマウンテンカレッジ:第二回「裸眼」ー 参加しました!
参加者と共に「学び合う場所」
2022年11月26日、奈良若者サポートステーションの利用者さんとスタッフで、グリーン・マウンテン・カレッジというイベントに参加・出演してきました!
こちらのイベントは、奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良2022-2023」の中の一環として実施。
焚き火を囲みながら、参加者と共に対話を繰り広げる「学び合いの場」であるこのイベントは、2018年のスタートから数えて今年で5年目となりました。
今年は「ゆるやかにあつまる」を全体テーマとして、3人のゲストを迎えます。
第二回目のテーマは「裸眼」
今回はグリーン・マウンテン・カレッジの校長、小山田徹さん(美術家/京都市立芸術大学美術学部教授)と、会田大也さん(ミュージアムエデュケーター・[YCAM]アーティスティック・ディレクター)が語り合います。
どんなお話が聞けるのか、非常に楽しみです!
今回ボランティアとして参加させていただくのは、設営・運営・撤去など。
11月ですがそんなに寒くなく、良い天候のもと作業がスタートしました。
テントを立てたりストーブの組み立てなどを協力して進めていきます。
会場設営の中には重いものもあり台車を使って倉庫からの搬出もおこないました。
日が暮れてきて少しずつお客様が集まって来られます。
通りすがりの人から「これは何のイベント?」と質問されることもありました。
まずは、会田先生の活動のお話。
奈良市役所の屋上を使って子どもたちが思い思いに楽しめる「コロガル公園テラス」についてお聞きしました。
子どもは棒があると登りたくなる、坂道があると駆け上がりたくなる。
しかし大人はフィルターを通して物事を見るようになる。もちろん大人として生活するためにはフィルターを通した常識や節度をもった行動が必要だが、裸眼でその物自体を捉えることも必要。
人や立場(例えば障がいがある人とそうでない人)によっては、物の見方が違うことも知っておかなくてはならない。
そんな「モノの見方」について語られました。
そして次に、不便益の話へ。
ツルツルとした合理的な世界観が求められてきたが、もっとザラザラした感触のものでないと記憶に残らなかったり愛が生まれなかったりする。
今回のイベントも会議室でやろうと思えば出来るイベント。
それをあえて屋外で、そして手間のかかる焚き火を使うことで、今後煙の匂いがすると今日のことを思い出すトリガーになるかもしれない。
世界をどう見てどう捉えるか、自分以外の他者をどう見てどう捉えるか、そして社会が用意した価値観をどう捉えて社会適応していくか、などの貴重なお話を聞くことができました。
お2人のトークのあとは、焚き火を囲んで、参加者の皆さんによる対話が行われます。
自然に発生する会話やそこから生まれる新しい関係など、大変興味深く有意義な時間となりました。
参加された皆さんお疲れさまでした!
本日経験した、体を使って戸外で作業すること、手順どおりに物の組み立てを行うこと、お客様からの質問に対して適切に回答することなどを、仕事の適性を考える際に参考にしてみてください。
そして小山田先生、奈良市アートプロジェクトの皆様、ご来場くださった皆様、貴重な経験をありがとうございました!
グリーン・マウンテン・カレッジは全三回のイベントになります。次回は12月3日(土)に開催。テーマを「心眼」として、小山田徹さんとゲストの藤原辰史さん(歴史学者・京都大学人文科学研究所准教授)の語り合いをお聞きします。
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