【ボランティア・講話】グリーンマウンテンカレッジ第3回目に参加しました!
参加者と共に「学び合う場所」
2024年12月14日、奈良若者サポートステーションの利用者さんとスタッフで、グリーン・マウンテン・カレッジというイベントに参加しました!
こちらのイベントは、奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良2024-2025」の一環として実施。
焚き火を囲みながら、参加者と共に対話を繰り広げる「学び合いの場」であるこのイベントは、2018年のスタートから数えて7年目。ならまちワンダリングの「座学」として、11月と12月の土曜日に全3回、3人のゲストを迎えます。
イベントは、ならまちセンター芝生広場で全3回開催。
今年のテーマは「ずっと前からここにいたよ ココイタ」
「障害者とアート、地域社会とアート、クィアとアート」の3つのテーマを「今ここ」のこととして、ゲストとのトークや参加者との対話を通じて共に考える時間を過ごします。
第3回目は「クィアとアート」。アーティストのブブ・ド・ラ・マドレーヌさんと、菅野 優香さん(同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授)が語り合います。どんなお話が聞けるのか、非常に楽しみです!
この日は雨が降ったため、外で焚き火を囲んでの開催が危ぶまれましたが、開催前には大きな満月が見えるほど澄んだ天気となりました。ボランティアとして参加させていただくのは設営・運営・撤去など。
パラソルの組み立て、火おこしの準備、のぼり旗の設置など、スタッフの皆さんの指示を受けてお手伝いしました。
イベント開始の18時、第1回に続きグリーン・マウンテン・カレッジの校長、小山田 徹さん(美術家/京都市立芸術大学美術学部教授)が登場し、3名でのゲストトークがスタートします。
ゲストの菅野 優香さんは、同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授を務め、カリフォルニア大学アーヴァイン校で博士号を取得しました。専門は、映画・視覚文化研究、クィア・スタディーズ。
映像におけるジェンダーやセクシュアリティ、人種の問題に関心を寄せ、著書には『クィア・シネマ 世界と時間に別の仕方で存在するために』(2023)、『クィア・シネマ・スタディーズ 』(編著、2021)、Routledge Handbook of Japanese Cinema (共著、2021)、翻訳にアン・ツヴェッコヴィッチ『感情のアーカイヴ トラウマ、セクシュアリティ、レズビアンの公的文化』(監訳、2024)があります。
ゲストトークでは、菅野 優香さんが映画と出会ったきっかけやなぜ映像作品の中にあるジェンダーやセクシュアリティ、人種問題の研究に取り組まれるようになったのか?などをお聞きしました。
また、今回のテーマである「クィアとアート」の「クィア」という言葉は、元々「不思議・風変わり・奇妙」といった意味がありますが、現代のように多様な性的マイノリティの理解がなかった時代には蔑称として使われていた過去があり、1980年代頃から肯定的な意味で広まっていった背景と現代に至る変遷の様子を学びました。
第2部では、参加された皆さんで焚き火を囲んで、自然的に発生する会話やそこから生まれる新しい関係など興味深く有意義な時間を過ごし、「一番初めに観た映画は?」、「最近観た映画は?」など初めての方同士でも「映画」という共通の話題を通じて、交流を深めました。
終演後は座席の撤収、火の後始末などを行います。
ボランティアに参加された皆さんからは、「イベントとしても仕事としても楽しく参加することができた。」や「皆さんと話しているうちに気づけば映画の話題から就活や仕事の話になったのが印象的だった。」「初対面の方とも共通のテーマがあって楽しく交流を深めることができた。」などの感想をいただきました。
今回学んだ、イベントスタッフとして参加者と関わるコミュニケーション力、焚き火を起こす作業を通じての一連の流れを考える力など、これからの就活や仕事の場で生かしていきましょう。
参加された皆さんお疲れさまでした!
そして奈良市アートプロジェクトの皆様、ご来場くださった皆様、貴重な経験をありがとうございました!
グリーン・マウンテン・カレッジは今回で終了となりますが、奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良2024-2025」では、12月22日(日)に「青少年と創る演劇Lite」のミニ公演があります。
次代を担う若者が創作の過程を演劇のプロとともに経験することで、創造する喜びを体感し、ふるさと・奈良を自分の言葉で語ることができる人材育成をめざす「青少年と創る演劇」。
今年度はLiteバージョンとして、現在、公募で集まった中学生・高校生がギュッと圧縮した8日間の演劇創作に取り組んでいます!
興味がある方はぜひホームページをご覧ください!
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