【セミナー】就職に悩む若者の保護者のためのセミナー&相談会を実施しました!

「一般雇用?障害者雇用?」”どちらがいいか”ではなく、”その人に合っているか”を考える
2025年9月13日にぷろぼの福祉ビルにて「就職に悩む若者の保護者のためのセミナー&相談会」を実施しました。奈良若者サポートステーションでは定期的に、保護者やご家族の方が集い、情報や意見交換をしたり、知識の習得を目的とした場を設けています。
今回は「『一般雇用?障害者雇用?』 ”どちらがいいか”ではなく、”その人に合っているか”を考える」をテーマに、就労移行支援事業所ぷろぼのさま、NTT西日本株式会社総務人事部 南さま(特例子会社 株式会社NTT西日本ルセント平野第二センター前センター長)をお招きしました。
はじめに、ぷろぼのから”いろいろな働き方”というテーマで一般企業で働く様々なパターンと自分にあった働き方や生活リズムを整えるために利用できる福祉サービスについてご紹介いただきました。
そのお話を踏まえて、地域若者サポートステーション・就労移行支援事業所・特例子会社、それぞれの立場の説明や事例紹介に移ります。
まず奈良若者サポートステーションからは、障害者雇用で働いていたけれども人間関係を理由に退職し、奈良サポで面談やセミナーに参加して自己理解を深めた結果、一般雇用で障がいを伝えずにお仕事する道を選択した卒業生の事例をご紹介しました。
続いてぷろぼのでのプログラムと、実際に就労移行支援を利用した卒業生の事例のお話に移ります。
もともと一般雇用で長く就労していた経験がありながら、対人関係につまづいて退職。
自責思考が強く、配慮を受けて働くのは甘えではないかという考えをお持ちでしたが、時間をかけて徐々に考えやこだわりを緩めることができ、現在は障害者雇用で継続して働かれているというお話でした。
次に特例子会社のセンター長のご経験がある南さんから、特例子会社の説明や、実際にどういう業務を皆さんに割り振っているのか、そして障がいのある人が働き続けられるための社内の取り組みを伺いました。
通常であれば一人の人間が複数の工程の業務を行うところを、業務を細分化して同じ工程を同じ人が対応するという仕組みや、
精神障害の方が多く働いている職場ということもあり、悩んでいることや気持ちの落ち込みを自分で溜め込まないように気軽にアウトプットができるシステムなど、様々な配慮を具体的に知ることができました。
多くの仕組みがある一方で、職業準備性ピラミッドを元に、特例子会社はあくまで雇用であって福祉ではないため、自分の生活リズムを保ち続けることや人に相談をするという最初の一歩を踏むことは自分でできるようにならなければいけないというお話もありました。
生活習慣を整えることは働き続けるための非常に大事な土台です。
それぞれの状況に応じた福祉機関や就労支援機関がぷろぼのや奈良サポステになります。
今の状況を鑑みて、お子さんやご自身に必要なものを考えるきっかけとなったのではないかと思います。
最後の質疑応答でも、申し込み時にいただいていた質問をはじめ、保護者の方、当事者の方、それぞれの立場からたくさんの質問をいただきました。
その後、現地参加の方はぷろぼのでの見学や個別相談を行い、閉会となりました。
ご参加いただきました皆さま、そしてご登壇いただきました就労移行支援事業所ぷろぼのさま、南さま、この度は誠にありがとうございました。
今後も保護者向けセミナーの開催を予定しております。
詳細はホームページ、SNSにて掲載いたしますので、是非ご確認ください。
みんなのチカラを借りながら、しあわせな働き方を一緒にみつけていきませんか?
奈良若者サポートステーションは、面談やボランティア、職場見学・体験、各種セミナーなど、多彩なコンテンツで、あなたの「働く」を応援。
キャリアカウンセラーはもちろん、企業、地域の方々、社会人の先輩など、さまざまな知識や技術、人生経験をもつ奈良県にゆかりのある方々がサポートいたします。
「働きたいけど、どうしたらいいかわからない」
「仕事に就いていない無職期間があって自信がない」
「なかなか仕事が長続きしない」
「働いた経験が一度もない」など
働くことにおいて悩みをもつ若者のみなさん、奈良県の人々のチカラを借りながら、しあわせな働き方を一緒にみつけていきませんか?
若者の就職支援を行う「サポートステーション」はハローワーク連携機関。利用は無料です。
ぜひお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
▼働く一歩に、パワーを。~あなたの「働く」をダンディ坂野さんが応援します!