【講話・体験】ものづくりマイスター 職人体験をしました!
木組みフレーム作りの体験
2023年11月16日、奈良若者サポートステーションにて 塚本進也 氏(奈良県建具工業協同組合 理事長)、羽坂俊宣 氏(羽坂建具店) の、お2人をお迎えして木組みフレーム作り体験を開催しました。
奈良県職業能力開発協会と共催し、ものづくりマイスターの方にお越しいただきました。
机の上にはたくさんの工具が並びます。
参加者の中には使用した経験がない工具もあり、「うまく出来るか少し不安だけど楽しみです」といった発言がありました。
まずは塚本さん、羽坂さんから建具職人についてのお話。
お2人が建具師になった経緯や現在のお仕事、そして表具師との違いや建具師になるには?というお話もいただきました。
徒弟制で後継者を育成しているところのお話や、三宅町にある奈良県立高等技術専門校の紹介もありました。
次は、建具についてのお話です。
建具は工程ごとに専用の機械が必要らしく、最初の段階でかなり資金が必要と教えていただきました。
建具の見本をたくさん持ってきていただいたこともあり、建具とは何か?ということについて、とてもイメージしやすく、細かい装飾も間近で見ることが出来ました。
ここからは実際に木を切ってみましょうということで、のこぎりを使い、まっすぐ薄く木を切る挑戦をしました。
のこぎりは歯全体を使うということや、地面と平行に引くように指示がありました。
しかし実際やってみるとなかなか難しく、塚本さんが簡単にしているように見える作業でも技術力が必要なんだと感じました。
そして、いよいよ木組みフレームをつくります。
全員で手順を確認しながら、フレームにのこぎりで切り込みを入れる作業からスタートです。
釘や金具を使わず「木組み」という伝統手法でのフレーム作りになりますので、全体のバランスを感じながら慎重に作業をすすめます。
その後は金槌で少し浮いている部分を押さえたり、力強く道具を使う場面もありました。
最後は、アクリル板と背板をつければ完成です。
自分で作ったフレームですので、良い記念になったかと思います。
参加された皆さんからは「建具師は大変だがやりがいがある仕事なんだとわかった」という声や「気になっていた仕事なので体験できて良かった」などの感想が聞かれました。
本日の気づきを今後の就活にぜひ生かしていきましょう。 塚本さん、羽坂さん、そして参加していただいた皆さん、ありがとうございました。
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