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EVENT

【ボランティア・講話】グリーンマウンテンカレッジ第三回目に参加しました!

2023年12月19日開催

参加者と共に「学び合う場所」

2023年12月16日、奈良若者サポートステーションの利用者さんとスタッフで、グリーン・マウンテン・カレッジというイベントに参加しました!

こちらのイベントは、奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良2023-2024」の一環として実施。

焚き火を囲みながら、参加者と共に対話を繰り広げる「学び合いの場」であるこのイベントは、2018年のスタートから数えて今年で6年目となりました。

イベントは、ならまちセンター芝生広場で全3回開催。

これまでは全体のテーマを設けていましたが、今年はテーマを掲げずゲストとのトークや参加者との対話をメインに行います。

ラストとなる第3回目はグリーン・マウンテン・カレッジの校長、小山田 徹さん(美術家/京都市立芸術大学美術学部教授)と、杉山拓次さん(春日山原始林を未来へつなぐ会事務局長)が語り合います。

どんなお話が聞けるのか、非常に楽しみです!

ボランティアとして参加させていただくのは設営・運営・撤去など。

この日は雨模様でしたので、残念ながら焚き火は行わず、ならまちセンター1階ギャラリーいにしえでの開催となりました。座席のセッティングや看板の準備、のぼり旗の設置など、スタッフの皆さんの指示を受けてお手伝いしました。

開始の18時が近づくとお客様が少しずつ集まり、小山田さんと杉山さんのお話が始まりました。

春日山原始林を未来へつなぐ会事務局長や奈良教育大学の研究員など、いくつかのお仕事をされている杉山さん。

生まれは東京で、短大で演劇の勉強をしながら俳優を目指していたそうです。

その後、偶然やってきた縁から環境NGOで機関誌のデザイナーへ。そして奈良へ移住された際、とりあえず知り合いを見つけようという思いから奈良市起業家育成プログラムに参加。原始林を使ったエコツーリズムや自然を楽しむプログラムを提案し、そこから春日山原始林を未来へつなぐ会で勤務されています。

春日山原始林は、奈良公園の東に位置する世界遺産。

元々、奈良公園に関わっていたNPO法人奈良県ストップ温暖化の会とグリーンあすなら巨樹巨木の会、春日山原始林市民連絡会の3団体の有志により、春日山原始林を未来へつなぐ会は結成されました。

保全再生活動や啓発活動などを主にされていますが、ナラ枯れという病気により樹木が枯れる被害が広がっていたり、鹿などの野生動物が植物の芽や若木を食べてしまうこと、そしてドライブウェイの開発などの影響があり、次世代の木が育っていないという問題があるそうです。

また、会が発足して10年が経ちコアに関わってくれている人の高齢化も課題で、今後新しい関わりしろを見つけたい。生活の中でこの地域や活動に触れるポイントが少ないかもしれないが、森に行かなくても春日山原始林を感じられるよう、廃棄する予定の倒木を作家さんにお渡しして作品として展示したり、アートプロジェクトでたくさんの人に活動を知ってもらう機会を増やす取り組みをすすめていると語られます。

今はボランティアとして参加者・協力者を募っているが、こういった活動を20代30代の人の「仕事」にすることが大事だと思っていると杉山さんはおっしゃっていました。

春日山原始林の魅力は、木が大きく背が高いこと。その中に石像がポツンとあったりして、人との関わりがあった上で維持されてきた面白さがある。そういった自然に囲まれながら心身に大きな時間を感じ、神域での作業が出来ることも会の魅力だそうです。

また、奈良教育大学では森がどうなっているかの研究​​はもちろん、ESDという主体的な学びを育てる活動にも取り組まれています。1つの教科ではなく​​学校での主要教科の間にあるような部分をどのように学ぶかを考えられており、学生のフィールドワークとして春日山を活かしているそうです。

小山田さんから​​は「ギャップイヤー」というキーワードが飛び出し、社会に出る前に色んな経験をすることが大切と話されました。

すると杉山さんが、森の中で大きな木などが倒れてスポットライトを当てたように陽が入ることをギャップ​​と呼ぶんですと話され、ここから新しい活動が生まれる予感がするトークイベントとなりました。

終演後は、お客様からアンケートを回収したり、座席の撤収などを協力して行いました。

本日参加された方からは「色んな縁で今のお仕事をされていると知ったので、縁は大事なんだと思った」「ギャップイヤーの話が興味深かった」「俳優から環境NGOという全く違う仕事に就くのもありなんだと思った」など、感想をいただきました。

参加された皆さんお疲れさまでした!
そして小山田先生、奈良市アートプロジェクトの皆様、ご来場くださった皆様、貴重な経験をありがとうございました!

グリーン・マウンテン・カレッジは今回で終了ですが、奈良市アートプロジェクトでは来年3月より、アーティストと共につくる新しいかたちの学びの場である「ならまちワンダリング」が開催されます。

奈良市内の空き地や公園、庭先などを、みんなでワンダリング(迷う・さまよう)しながら、新しい表現の萌芽や市民の学び合いの場を育んでいきます。

興味がある方はぜひホームページをご覧ください!

 

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