働きたい！ワカモノ・氷河期世代応援会議 in 奈良［支援者向け研修］ロスジェネ世代の幸せのかたち～現代日本の生きづらさを考える～

2022年3月15日開催

社会学者の阿部真大さんと
現代の就労支援のあり方について考えませんか？

バブル崩壊後から約10年間の就職難を経験した世代を、
「ロスト・ジェネレーション」、略して「ロスジェネ」と呼びます。

「ロスト」には、「失う」「さまよう」といった意味が込められているようです。
目まぐるしく変化してゆく社会の中で、
「ロスト」したものは、果たして仕事やお金だけなのでしょうか。

生活、居場所、価値観・・・そういった、
これまで当たり前にあったはずのものが見えなくなってしまった、
それがロスト・ジェネレーションなのではないでしょうか。

コロナ禍も重なった今、仕事への価値観や幸せのかたちが刻一刻と姿を変えるのは、現代もまた同じ。

そこで今回は、社会学者の阿部真大氏を講師にお迎えし、
ロスジェネ問題を切り口に、社会学的な視点から
現代の支援のあり方について考えていきたいと思います。

▼「働きたい！ワカモノ・氷河期世代応援会議 in 奈良」チラシ（PDF/ 416KB) ダウンロードはこちら！

[ナレッジセクション]14：00〜14：15

2021年度の就労状況について振り返る

開会の挨拶、2021年度の奈良若者サポートステーションの活動報告をさせていただきます。

[トークセッション]14:15〜15:45

ロスジェネ世代の幸せの形～現代日本の生きづらさを考える～

働きたい！ワカモノ・氷河期世代応援会議 in 奈良［支援者向け研修］ロスジェネ世代の幸せのかたち～現代日本の生きづらさを考える～
就労支援を必要とする人々の中には、多種多様の働き辛さを抱えた人がいます。
その人らしく生き抜いていくためには、どのような関わりができるのか。
阿部真大さんから、社会学的な視点からヒントをいただきます。

【ゲスト】阿部真大氏（甲南大学文学部社会学科教授）

1976年岐阜県岐阜市生まれ。東京大学卒。
専門は労働社会学、家族社会学、社会調査論であり、ポスト日本型福祉社会におけるセーフティネットのあり方について社会学的な見地から考えている。主な著書として『居場所の社会学ー生きづらさを超えて』（2011年、日本経済新聞経済社）『地方にこもる若者たちー都会と田舎の間に出現した新しい社会』（2013年、朝日新聞出版）など、共訳に『キャリアラダーとは何かーアメリカにおける地域と企業の戦略転換』がある。

[ワークセッション] 15:45〜16:00

意見交換会

（写真：過去の応援会議の様子）
トークセッションで得たヒントから、奈良で「働く」に悩む人々に対してできることを参加された皆さんと一緒に考えます。
いただいたご意見やご参加された方とのつながりを、人生相談所にて今後実施する就労支援プログラムやイベント等に活かさせていただきます。

「働きたい！ワカモノ応援会議」とは

日本では、子ども・若者の数そのものが減っているにもかかわらず、働くことに悩む若年無業者の数は約60万人と高止まりで推移しています。
その中でも奈良県においては、若年無業者の数が約7,300人と、若年無業者の15歳～34歳人口に占める割合は全国で8番目に高くなっています。（H29就業構造基本調査）
2015年11月にオープンした「働きたい！ワカモノ人生相談所」（奈良若者サポートステーション）では、「働くこと」に悩む若者に対し、キャリアカウンセラー等の専門職のスタッフだけでなく、地域のさまざまな方に”人生相談員”として力を借りながら、若者支援を行ってきました。
奈良のまちで若者を支えていく仕組みをつくるために、地域の方々と一緒に若年無業者の問題について考えるための機会として開催しているのが、この「働きたい！ワカモノ応援会議in奈良」です。

「応援会議」概要

【開催日】2022年3月15日（火）
【時間】14：00〜16：00（受付13:30〜）
【参加費】無料
【定員】40名 ※来所時は検温の上（37℃未満）、マスク着用でお願いします。
【会場】奈良県文化会館　2F小ホール　奈良市登大路町6-2（近鉄奈良駅1番出口より東へ徒歩5分）
【参加対象】
・「働きたい!ワカモノ人生相談所」の取り組みや、若者への支援に関心のある方
・奈良の地域課題やまちづくり等に興味関心のある方
・「働くこと」に悩むご家族や知人がいらっしゃる方

※新型コロナウィルス感染症等の状況により、オンラインでの実施、中止となることがあります。予めご了承ください。
※オンラインへの変更の場合、変更のご連絡・オンライン視聴用のURLを送らせていただきます。