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【企業インタビュー】さくらバーガー オーナー 山戸旬人さん 「一つできることが増えたら、一つ自分の幅が広がっていく。」

2020.03.03
企業インタビューさくらバーガー山戸さん

こだわりの自家製ベーコンを使用した、奈良県発のハンバーガーショップ『さくらバーガー(外部リンク)』。
こちらのオーナーである山戸旬人(やまとみつひと)さんは、サポートステーション(以下、サポステ)の職場体験を意欲的に受け入れてくださっています。
山戸さんが考える「働く」とは、どのようなものなのでしょうか。
Interview02_さくらバーガーオーナー山戸さん_店舗外観

どんな風に仕事を任せていったらいいだろう?
一緒に悩みながら、歩んでいく。

さくらバーガーの直営工房である「あすか燻製工房(外部リンク)」。
ここでは、さくらバーガーで使っているハンバーガーのパテやベーコン、ソーセージ等の製造を行っており、サポステの職場体験を経て採用となった前川さんが働いています。
▼【先輩インタビュー】あすか燻製工房 前川さん「不安だらけの中、がむしゃらにやっていくうちに、見えてきた自分の道。」

前川さんは、製造工程のスケジュールを組むところから、加工、商品管理、販売に至るまで、ほぼすべての工程を任されているそうです。

まずはオーナーの山戸さんに、前川さんの印象について尋ねてみました。
Interview02_さくらバーガーオーナー山戸さん
「来たばかりの頃は、まだあまり自信がないように見えましたね。ただ、向かっていこうという感じはあって、だんだんと自分の立ち位置を見つけていってるんじゃないかな。しんどい時期も、本当によく耐えてくれたと思います。」

今では彼がいないと困る、と笑う山戸さん。

一方、「はじめはしんどい部分もあったと思います。大人しい印象でした」と振り返るのは、山戸さんの兄、山戸隆由(やまとたかよし)さん。
隆由さんもあすか燻製工房の運営に携わっており、一番近くで前川さんを見てきました。
Interview02_さくらバーガー山戸隆由さん
隆由さんの目から見ても、当初は前川さんは苦労したのではないか、とのこと。

「順番に作業をやっていく中で、話をきちんと聞いてメモをとっている姿を見て、これなら任せても大丈夫だと思いました。ただ、後から『あのとき正直どうやったん?』って直接尋ねたことがあるんです。(前川さんは)最初は、気持ち的にしんどい時があったって言ってましたね」

気になって、聞かずにはいられなかったという隆由さん。そんな風に、正直な気持ちを話し合える環境も、前川さんにとってはプラスになっていたのかもしれません。最近では、二人でマーケティングの話をすることが面白いそうです。

お二人とも、「彼はこれが得意なのではないか」「こんな風に仕事を任せたら良いのではないか」、そんな風に考えながら日々を過ごしていたようです。時には一緒に悩みながら歩んでいったことがうかがえました。

「やってみよう」と思った時点で、最初のハードルは超えている。
Interview02_さくらバーガーオーナー山戸さん
職場体験はあった方がいいですか?という質問に、間髪入れずに「絶対やった方がいい!」と答えたオーナーの山戸さん。
受け入れる企業にとっても、また、本人にとっても、やってみないとわからないことがたくさんあると言います。

「うちで体験するとしても、ただの通過点でもいいと思っているんです。体験期間は数日間しかないけれど、やってみないとわからない。『意外と』ということがあると思う。」

「自分は〇〇だから・・・」という風に、可能性をあらかじめ決めてしまっている若者が多い印象だと言います。チャレンジしてみて、「意外とこんなことができた」とわかり、自信に繋がることがあるそうです。

一方で、「意外とここが気になった」と思わぬところでつまづき、諦める人もいます。
しかし、それもまた経験です。失敗してはいけないのでなく、できないことがあったとしても、身を持って知ることが大切なのだと山戸さんは言います。

ただ、その一歩目が難しいのではないか、という疑問を投げかけてみると、

「ちょっとでもやってみようかなって思った時点で、一個はハードルを超えているはずなんですよね。そこからがスタートだと思います」

と、力強い言葉が帰ってきました。
Interview02_さくらバーガーオーナー山戸さん_内装

自分で自分の幅を決めないでほしい。
何が出てくるかわからない。

サポステの若者に限らず、アルバイトに来た人にも、きまって始めに「自分で自分の仕事の幅を決めないで」と伝えているのだそう。

「これやるなとは絶対に言わないから、興味を持ったことはどんどんやってねって言うんです。そこで何が出てくるかわからないじゃないですか。それが見たい。得意なことも引き出していければいいかなぁと思っています」

オーナーとして、「指示されたことをきちんとやって欲しい」というニーズがあることは推測できますが、それよりも「何が起こるかわからない」ということを楽しんでいるようです。

山戸さんからの一言で、色々なことに積極的に取り組める人もいれば、なかなか自分から動き出せず、恐る恐る過ごしている人もたくさんいます。
そういうときは、相手のペースを見ながら、山戸さんの方から少しずつ声をかけるそうです。焦らず、一つずつクリアしていってもらえば良い、と言います。

「一つできることが増えたら、一つ自分の幅が広がっていく」。

そう言って笑う山戸さんからは、単なる従業員として接するのでなく、一人一人の本来持っている力や人柄を信頼していること、そして、そんな人たちと一緒に働きたいのだ、という思いが伝わってきました。
Interview02_さくらバーガーオーナー山戸さんと前川さん

従業員と相談しながら進めていくのが好きだと言う山戸さん。
「十人十色なんで、どんな風に伝えたらいいか悩むこともいっぱいありますね」と言い、今回のインタビューを機にまた考えることができたと、はにかみながら話してくださいました。
そこには、上司というよりは、一緒に悩んでくれる「人生の先輩」の姿がありました。

職場体験は、自分の知らない自分と、そして人生の先輩と、出会う場所だと言えるかもしれません。

まだ見ぬ自分と、そして人と出会うため、あなたもサポステの門を叩いてみませんか?
Interview02_サポステスタッフ
(取材:中井・靍)

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